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【報告】中高YWCA全国カンファレンス2019が行われました

19Aug

【報告】中高YWCA全国カンファレンス2019が行われました

●タイトル 「中高YWCA全国カンファレンス2019 世界につながる いのちのチカラ―ひろしまを考える旅―」
●日程 2019年8月8日(木)~10日(土)
●会場 広島女学院中学校・高等学校ほか
●主題聖句 エレミヤ書29章11節「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」

日本YWCAには全国37の中学・高等学校が加盟しています。全国の中高YWCAの仲間が集まる機会として、3年に1度、全国カンファレンスが開催され、さまざまなテーマで学び合います。
2019年は8月8日(木)~10日(土)までの2泊3日、広島で行いました。テーマに「世界につながる いのちのチカラ―ひろしまを考える旅―」とあるように、日本YWCA主催で1971年から続けられている「ひろしまを考える旅」とのコラボレーションで行われました。

全国22校から150名を越える生徒・教員が集い、中国・韓国のYWCAよりゲストを招いて開催された全国カンファレンス。様々な背景を持った人が集まることで、被爆地としての「ヒロシマ」だけではなく、当時日本軍の拠点があり、日本のアジア侵略における重要な役割を担っていた軍都「廣島」としての側面にも気づかされ、また、そのような歴史を持つからこそ、「ひろしま」で共に平和について考えることができます。
さらに、中高YWCAのOGら大学生が学生ボランティアとして参加し、生徒の学びや交流をリードしてくれました。

 

1日目は被爆証言からスタート。17歳の時に金輪島で被爆した江種祐司さん(広島県原爆被爆教職員の会会長)に体験を話していただきました。子どもの頃のこと、戦時下で学徒動員に駆り出されたこと、被爆時・後のこと、日本軍の加害のこと、今を生きる中高生へのメッセージ、とたくさんのことを語ってくださいました。

 

その後、ガイドの方の説明で、広島平和記念資料館を見学。夕食を挟んで、中国・韓国YWCAのゲストより、「それぞれの国から見たひろしま」についてプレゼンテーションをしていただきました。東アジアが緊張関係にある今だからこそ、史実を見つめ、草の根での交流を大切にしていきたいと思わされました。両YWCAのプレゼンテーション後に、お楽しみの交流会。盛り上がって、この日は終了です。

 

2日目は、広島女学院の生徒の案内で、平和記念公園内および周辺の碑めぐりに出発。その後、7つのグループに分かれて、フィールドワークに出かけました。
・FW1 広島城周辺市内コース
・FW2 『夏の花』(原民喜)を歩くひろしまコース
・FW3 韓国・朝鮮人被爆者の歩みコース
・FW4 佐々木禎子さんを訪ねてコース
・FW5 呉市の過去から現在・未来を見通すコース
・FW6 呉空襲と『この世界の片隅に』コース
・FW7 中高生が伝えるヒロシマ~女学院の被爆・平和活動紹介・周辺フィールドワーク

 
 
 

フィールドワーク帰着後は、それぞれのグループで学びと思いを分かち合い、深め合い、そして翌日の全体会での発表準備を行いました。

最終日は、広島女学院中高のチャペルにて、フィールドワークの発表を行いました。閉会礼拝では、広島女学院中学YWCAの生徒さんのハンドベル演奏もあり、共に平和を祈りつつ、3日間の全国カンファレンスは幕を閉じました。

 

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