ひろしま旅 〜被爆樹木〜
頼山陽史跡資料館のクロガネモチ
皆さんは「被爆樹木」をご存じですか?
爆心地から約2キロ以内で、被爆しながらも生き延びた樹木や、焼け焦げた樹木の株から再び芽吹いた樹木のことで、平和記念公園内のアオギリや、京橋川河畔の原民喜ゆかりのシダレヤナギなどが知られています。
袋町電停を降りてすぐのところに、『日本外史』などの著作のある広島出身の文筆家、頼山陽と江戸時代の文化を紹介する頼山陽史跡資料館があります。落ち着いた佇まいの庭園には、爆心地から約400メートルで被爆し、根株だけを残して焼けたものの株から芽を出したクロガネモチが力強く立っています。国の史跡に指定されている「頼山陽居室」の襖絵も、このクロガネモチをモチーフに描かれました。
資料館の西隣には被爆建物の旧日本銀行広島支店が、また、被爆者の消息を知らせる「伝言」が残る袋町小学校平和資料館も近くにあるので、一緒に回ってみてはいかがでしょうか。
情報
住所:〒730-0036 広島市中区袋町5-15
TEL:082-298-5051
営業時間: 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝休日は開館し、翌平日が休館)
アクセス:広島駅から広電電車「紙屋町経由広島港線」袋町 下車すぐ
料金:一般200円、大学生150円、65歳以上・小中高生は無料 ※企画展、特別展は別料金
参考
頼山陽史跡資料館(広島県立歴史博物館分館)
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/raisanyou/ (2020年8月23日閲覧)
広島市・被爆樹木リスト
https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/48/9262.html (2020年8月23日閲覧)
Aki Yoshida