ひろしまを考える旅 50周年記念コンテンツ

座談会「聞いてみようやぁ、語ってみようやぁ、ひろしまを考える旅」②

2020年11月1日

2020年度ひろしまを考える旅ボランティアリーダー(ユースメンバー)の企画により、

この度の企画に関わる委員会のメンバーに、改めて旅の魅力や関わりを伺う座談会を開催しました。

普段の委員会では話すことのなかった、ひろしまを考える旅への熱い想いや、ユースへのメッセージを伺うことができました。

司会進行


ひなちゃん(福島県福島市・2017年の「ひろしまを考える旅」からYに関わる)

ちろる(神奈川県横浜市・2018年の「ひろしまを考える旅」からYに関わる)
対談参加者

樋口さやかさん(東京都・2007年からYに関わる)
永冨彌古さん(広島県呉市・19歳で会員になって58年)
木村浩子さん(広島県呉市・呉YWCAに係わり46年)
難波郁江さん(広島県安芸郡・広島YWCA会員になって会員歴37年)
吉田亜希さん(北海道札幌市・会員歴19年)

※第一弾はこちらから!

Q3:

皆さんが今のこの時代に20代だったとしたら、

何をしたいですか?

樋口さやかさん

私が20代だったときと今30代になってから、あんまり大きく社会が変わってないように思います。

ただ、いつであったとしても、やっぱりもうちょっと勉強しておけば良かったなあって反省はしています。

もっと本を読んで、勉強しておけば良かったなと思います。

永冨彌古さん

76歳の私が20代に若返ったら。非常に現実的な話だけど、やっぱりお金がないと動けないから働いてお金をためているのかな。私自身、高校卒業して以来学費は全部自分で賄いながら学校に行きましたので。要するに無条件に親からお金をもらえるとも思えないし、そうしたらやっぱり働いてから、視野を広げるために自分の赴くままに動きたい。

でも、基本は、やっぱり本当に勉強しとけばよかった(笑)、と思います。

木村浩子さん

私も“棚ぼた式”に、人から言われるままに生きてきたのでね(笑)。

みんな誰かが引き合わせてくれたりしたので、非常にラッキーではあったんだけど、まあちょっと情けないよねと思っています。だから、自分で行動したり考えたり、歩き回ったりしたい。

難波郁江さん

私の20代は、主婦だったんですよ、年寄りを抱えて、祖母とか、母が病弱だったから昼間はもうなんか、フリーって感じで主婦みたいなものでした。だから、今20代だとしたら、思いっきり働きたいですね。今働いているのが20代のようなもんですよ、本当に(笑)。

やっぱり昼間はきちっと働きたかったなと思います。働きたいです、仕事が好きです。

吉田亜希さん

20代に戻ったらじゃなくて、今20代だったら何がしたいかってことですよね。

そうですね、私、20代も旅行っていうのは結構、色々していたと思うんですけど、どっちかっていうと留学とか観光だったんです。もし今20代で体力があったら、もうちょっとテーマのある旅っていうものをしたいと思います。

いろいろ勉強もしてきたし、「ひろしまを考える旅」も経験してきたので、今の自分にすごく体力があったら、やっぱりアウシュビッツ、行ってみたいと思います。サンフランシスコとかハワイの日系人の強制収容所の跡地、そして、やっぱりパレスチナ、そういうところに行ってみたいと思います。

Q4:

ユース(30歳以下の人たち)と、

今、何かしたいことありますか?

樋口さやかさん

自分が20代だった時に出会えた人たちが、自分にとってすごく大きくて。なのでいろんな人に一緒に会いに行きたいなと思います。

永冨彌古さん

「若い人に何か言うことがあれば」っていうテーマだったら、とことん自分にこだわって自分を大事にしてほしいと思います。自分のしたいことっていうか。

すぐ凹まないで、「自分が悪いんかな」とか思わず、人からの批判にめげないで、自分のやりたいこと、自分が感じていることに対して、謙虚に本気で突き進んでいけば、いろんなことがあっても必ず展望は開けてくると思います。やっぱりとことん自分を大事にしていくっていうことが大切なんじゃないかなって思います。

…私自身はそれだけをしてきました、周りを蹴散らしてきた(笑)。

ある意味それが一番悔いのない人生なんじゃないかなっていうふうに。人のせいにしない、で、悔いもない。何もない(笑)。

木村浩子さん

私は永冨さんと長いこと同僚だったもんですから、影響を受けてるんじゃないかと思います。

私も人のことを考えずにやっているような気がします。だけどずっと若い頃から振り返ってみると、たくさんのおとなに助けられてきたんですよ。本当に「(あなたは)そのままでいい」って言ってくれた人もいるし、言われなくても「そのままでいいんだ」と感じてきて、それを過信して好き放題やってきたから、もしユースとなんかすることがあればね、やっぱり一緒にそういうことを感じていきたいなと思います。

大人になり損ねてますよね(笑)。

難波郁江さん

私はいつもなんかこう、若い子たちに助けられているんですけど。

(自分に)財力があって、「思うようにしてきな」「思いっきりやってください」っていうふうに言えるようになりたいなと思っているんです。ユースが安心して活動ができるような場を、私は、作って行きたいなと今でも思っています。

吉田亜希さん

ユースと、「ひろしまを考える旅」で何をしたいかという意味でちょっと考えてきたんですけど、やっぱり今のユースの方は動画・web・SNSなどにすごい詳しい方ばっかりなので、一緒に、是非動画を撮影したいなと思います。広島とか長崎の被爆証言や碑巡り、いろいろな建物、被爆建物であるとかは、ネットでいろんな団体がいろんなビデオとか動画とか作ってますけど、ぜひ日本YWCAがNCC教育部平和教育資料センターをお借りして開催した、2018年度特別展示「ひろしまを考える旅~50年の軌跡」であったりとか、「ひろしまを考える旅」の紹介動画であるとか、そういうのを相談しながら作り上げられたらいいなと。それが私の希望です。

〜〜〜

第3弾へ続く!

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