【募集終了】ひろしまを考える旅2023募集要項ー「なぜ、核兵器を持ちたがるの?」
ひろしまを考える旅2023 2023年3月25日(土)~27日(月)
1971年から毎夏日本YWCAが主催している「ひろしまを考える旅」は、日本全国からユースを中心に幅広い世代・留学生・中国と韓国からの参加者を迎え、被ばく証言・フィールドワーク・碑めぐり・交流会・ワークショップなどを通して、広島で平和について考えるプログラムです。
2019年冬からの新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催を見合わせていましたが、実施方法を工夫・検討し、3年ぶりに行います。みなさまの参加をお待ちしています!
主催:公益財団法人日本YWCA
協力:一般財団法人広島YWCA 一般財団法人呉YWCA
プログラム情報
【期間】 2023年3月25日(土)~27日(月)
【会場】 集合・会場: 日本キリスト教団 広島流川教会 〒730-0014 広島市中区上幟町8-30
【スケジュール】
2023年3月25日(土) | 3月26日(日) | 3月27日(月) |
<12:30現地集合> 13:00 開会(アイスブレイクなど) 基調講演 15:00 資料館見学 17:00 碑めぐり 19:00 翌日のオリエンテーション | 8:00朝の集い 8:30~フィールドワーク(FW)へ グループごとに集合・出発 FWごとに分かち合いを行います。 被ばく者の体験を聴きます。 |
1.基調講演
2.広島平和記念資料館見学
原爆による広島の惨状をあらわしたパネルや地図・人々の遺品・建物の残骸などが展示されています。希望者には平和ガイドが案内します。
3.碑めぐり
原爆ドーム、原爆供養塔、韓国人原爆犠牲者慰霊碑などをめぐります。
4.フィールドワーク
広島市内や呉を歩き、被害と加害の面から学びます。次の5コースから希望をお知らせください。
①中高生が伝えるひろしまコース
アメリカの教会の友情と祈りによって発展してきたキリスト教学校である広島女学院は、同じアメリカの落とした原子爆弾によって、すべての施設と生徒・教職員350余名の尊い命を失いました。そのうち最も多くの犠牲を出したのが、一番年下の高等女学校1・2年生(現在の中学1・2年生)でした。なぜだと思いますか?広島女学院ではこの被爆体験を原点とした平和活動が盛んです。このコースでは現在、広島女学院に学ぶ中高生が自分たちの視点から校内の慰霊碑の案内や平和活動の紹介をします。
●コース(予定): 広島女学院中高生による学校内外の慰霊碑等の案内、被爆体験・平和活動の紹介・交流他
②『夏の花』(原民喜著)を歩くひろしまコース
「原子爆弾の惨劇のなかに生き残った私は、その時から私も、私の文学も、何ものかに激しく弾き出された。この眼で視た生々しい光景こそは死んでも描きとめておきたかった。…」。詩人で、現代日本文学のもっとも美しい散文家のひとりとも評される原民喜。『夏の花』に書き残された原爆被災時の足取りをたどります。
●コース(予定):原民喜の生家(幟町)、京橋川の土手(被爆柳)、栄橋・縮景園、東照宮、世界平和記念聖堂他
③ 韓国・朝鮮人被爆者の歩みコース
あの日被爆したのは日本人だけではなく、多くの外国人の方々も被爆されています。特に、日本に植民地化された祖国を出て日本に来られた方々や、強制労働を課せられ連れてこられた方々が、当時の広島にはたくさんいらっしゃいました。なぜ朝鮮半島の人々が、被爆しなければならなかったのでしょうか。そして、被爆後どうなったのでしょうか? みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
●コース(予定):広島キリスト教社会館、他
④ 似島コース
宇品港からフェリーで約20分の似島。日清戦争時、広島市内にコレラや赤痢が流行したため、島に検疫所が設けられ、戦場から帰還した兵士や馬は消毒後に本土の土を踏むことが許されました。その後、第2検疫所や捕虜収容所が設置され、さらに弾薬庫も移設。太平洋戦争では「広島湾要塞地帯」となり、陸軍運輸部・船舶司令部が置かれ、原爆の被爆者をこの島に運び救護しました。しかし、多くの犠牲者が、防空壕などで息を引き取りました。戦跡が取り壊されている島で加害と被害を想像しながら、歩きます。
●コース(予定):第一検疫所跡、軍用水道施設跡、火葬場の煙突、馬匹焼却炉ほか
※5つのコースの中で、一番長く歩くコースです
⑤ 呉市の過去から現在・未来を見通すコース
日本に暮らす私たちは、現在も未来も本当に平和なのでしょうか? このコースでは、呉市内に残る戦跡(地下工場跡、戦艦大和建造ドッグ跡、海軍工廠跡)をめぐりながら、私たちの日本が未来をどのようにデザインしているか、また、私たちのような市民が(子どももおとなも)、そして故国から連れてこられた人々(強制連行で、または仕事を求めて) がどのような生活を強いられたかを感じ、考えます。
現在の海上自衛隊呉基地を俯瞰し、日本はどこへ向かっているのかをご一緒に考えてみましょう。 基地のない街に暮らしていると決して見えない、感じられない日本の行く末を見ることができると思います。
●コース:大浦崎公園、潜水艦基地、歴史の見える丘他
5.まとめてワークショップ
話を聴き、資料館を見学して考え感じたことを、グループの人たちと分かち合い、深めるワークショップをします。あわせて、2泊3日の体験・学び・思いを分かち合い、日常に戻った時に周りの人たちにどう伝えていくかを考えましょう。
申込みについて
【対象】 中学生1年生相当年齢以上、このプログラムに関心のある方ならどなたでも。
【定員】 40名(申込順、定員に達しましたら締め切ります)
【参加費】
広島までの交通費、広島での宿泊費は含まれませんのでご注意ください。
- 中学・高校生 2泊3日 8,000円
- 大学生・大学院生 2泊3日 10,000円
- 一般 2泊3日 15,000円
注1) 参加費には、プログラム費・食費(2日目の昼食)・フィールドワーク交通費・保険料が含まれます。 注2)参加費には広島までの交通費、広島での宿泊費は含まれません。 注3)宿泊と交通は、各自で手配してください。未成年者の参加者で、心配な方はご相談ください。
【申込方法】
1.下記の申込書をFAX・郵送またはメールで日本YWCAまでお送りください。
2.申込締切:2023年3月3日(水)
3.参加費は全額一括で郵便振替でお振込ください。
郵便振替番号:00170-7-23723 公益財団法人日本YWCA
※振込通信欄に「ひろしまを考える旅参加費」とご記入ください。
4.キャンセルについて
*3月8日(水)までのキャンセルは申込金(5,000円)を除いた参加費を返却いたします。
*3月15日(水)以降のキャンセルは返金できません。
ボランティアリーダーを募集します!
「ひろしまを考える旅2023」のボランティアリーダーを募集します。中高生を中心とした全国からの参加者と出会い、自分らしいリーダーシップを発見する機会です。プログラムを企画・運営する力がつきます。
日時:2023年3月25日(土)~27日(月)
集合・宿泊: アステールプラザ 〒730-0812 広島市中区加古町4番17号
【参加費】
① 大学生・大学院生 2泊3日 10,000円 ただし、宿泊費はYWCAが負担します
② 一 般 2泊3日 15,000円 ただし、宿泊費はYWCAが負担します
*参加費には以下が含まれます。
・宿泊費と食費
・フィールドワークにかかる交通費/保険料他
【要件】
1.18歳から30歳までの方
2.「ひろしまを考える旅2023」に原則的に全日程の参加ができる方
3.ボランティアリーダーミーティング・委員会に出席できる方
【定員】
ボランティアリーダー5名(先着順)
【役割】
1. 企画からの参加(ボランティアリーダーミーティング・委員会への出席)
2. グループリーダーとして中学生・高校生参加者のケア
3. ワークショップの司会など
4. 受付や会場設営、その他の運営補助
【ボランティアリーダーミーティング/下見(12月)/委員会】
事前に3回程度開催します。日程は決まり次第お知らせします。
*広島県外から参加の場合、日本YWCA交通費規定に基づき新幹線往復代金をお
支払いします。
【応募方法】
*下記ボランティアリーダー募集用紙に記入の上、日本YWCAまでメール(office-japan@ywca.or.jp)でお送りください。
* メール件名:「ひろしまボランティアリーダー応募」でお願いします。
詳細は以下までお問い合わせください。
主催・問い合わせ: |
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公益財団法人日本YWCA 平和・核委員会(幕谷、鶴山) 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-8-11 東京YWCA会館302号室 Tel: 03-3292-6121/ Fax: 03-3292-6122 office-japan@ywca.or.jp |