【カーロふくしまおはなし会】今と、どう向かい合うか~この不誠実な社会に立ち上がる~
現在、新型コロナウイルス禍の揺らぎの中で、社会の稚拙さが日々浮き彫りになっています。
福島に住む人びとは、福島第一原子力発電所の爆発事故以降、中央の姿勢を問うていますが、今、日本中でも「このままではいけない」と、不誠実な社会に自ら立ち上がろうとする人たちが増えています。
原発事故によって失われた日常を取り戻すため、東京電力と国に対しその責任と賠償を求める「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団の団長中島孝さんに、福島の現状、生業訴訟の歩みなどを礎に、わたしの一歩が社会を変える力になることをお話しいただきます。
◆日時…2020年7月2日(木) 18:30~19:30
◆料金…無料
◆講師…中島孝さん (相馬市在住。「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟団 団長)
「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟団(生業訴訟団)
2013年3月11日、800人の原告とともに、東京電力及び国を相手方として、福島地方裁判所に訴えを提起しました。
安全神話を掲げて国と東京電力は原発を推進してきましたが、事故によって放出された放射性物質は、県境を越えて広い地域や環境を汚染し、多くの方々に避難生活、健康に不安を抱く生活を強いています。
生業訴訟団は、本件訴訟において、地域を汚染した放射性物質を事故前の状態に戻すこと、そして元の状態に戻るまでの間、精神的な苦痛に対する慰謝料を求めています。
多くの被害者が、それぞれの被害の状況や立場を超えて団結し、国と東京電力に対して立ち上がり、これ以上の被害を生み出さないことを求めています。
◆参加方法
オンラインミーティングシステムZoomにて開催します。参加ご希望の方は下記URLよりお申し込みください(締切7月1日)。後ほど参加方法をメールにてお知らせします。
https://forms.gle/ZzZ9U6zijm9JsiCK9
◆お問い合わせ … 公益財団法人 日本YWCA 活動スペース「カーロふくしま」
tel : 080-8905-4978 (月~金・10:00~18:00)
E-mail : caro@ywca.or.jp
(カバー写真は福島県相馬市の松川漁港から眺める空と大橋)