ウクライナYWCA支援報告(2023年3月28日~2024年1月28日)
ウクライナYWCAは、2022年のロシアによる侵攻直後から現地の女性たちの声を伝え、戦争の中で困難に直面している女性や子どもたちのニーズに応える活動を実施してきました。日本YWCAは募金を通じてその活動を支援しています。
ウクライナYWCA総幹事ユリヤ・ヴィダソヴァさんから、2023年3月28日~2024年1月28日の活動を伝えるメッセージが届きました。その声をお届けします。
ウクライナYWCAは、困窮している女性や家族、特に幼児や 新生児を持つ国内避難民の家族を重点的に支援しています。写真の女性は夫と引き離され、子どもたちと避難生活を送っています。日本からのご寄付によって、避難先でボイラーが壊れお湯が使えない状態になった彼女に、ボイラーと空調機器を届けることができました。
支援を届けた他の女性たちからも、感謝の言葉や赤ちゃんの写真やビデオが届いています。とても感動的です。
現在ウクライナでは、多くの人々にとって信じられないほど厳しく、精神的にも耐え難い状況が続いています。戦争に終わりはなく、生活はますます苦しくなっています。
残念ながら、多くの女性や家族が今、大きな困難を抱えており、国内避難民して人生をゼロからスタートさせることを余儀なくされています。私たちウクライナYWCAは、彼女たちを経済的、食料的に支援し、精神的にサポートできることを嬉しく思っています。
ウクライナでは現在、非常に多くの人々がトラウマ後遺症やパニック障害、身体的な病気に苦しんでいます。私たちは、薬物治療や医師との相談によって、彼らを助けようとしています。
ウクライナYWCAは他のボランティア団体と協力を続けています。「平和のボランティア(Volunteers of Peace)」は、チェルニーヒウ市に住む国内避難民を支援しています。彼らとともに、ウクライナYWCAは人々が必要とするものを援助しています。
ウクライナYWCAは、今後もコンサルテーションや支援グループとの協働を通じて、会員や他の女性たちを支援していきます。