パレスチナYWCAより:難民キャンプのコミュニティ・センターをお支えください
2024年11月20日、パレスチナYWCAより届いたアピール文を共有します。
アピール:「一つ一つの寄付がより大きな希望につながります」
パレスチナYWCAは、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の立ち上げ以前から、パレスチナ難民の支援を開始した最初のNGOの一つです。
私たちはアクバット・ジャベル(エリコ県)とジャラゾン(ラマッラー県)の難民キャンプにある2つのコミュニティ・センターを通じて、難民、特に女性と子どもたちへの支援を続けています。
両センターとも何百人もの子どもたちが通う幼稚園を運営しています。幼稚園では幼児期ケアと教育を提供し、子どもたちの認知能力の発達を促しています。
ガザでの戦争の開始から1年以上が経過しました。この戦争により、ガザ地区とヨルダン川西岸地区の両方で、膨大な人的被害、広範囲に及ぶ生活とインフラの破壊がもたらされました。
パレスチナ全域、とりわけ難民キャンプにおけるこの悲惨な人道的・社会経済的状況により、私たちの活動はさらなる負担を強いられ、私たちが基本的なニーズを満たしパレスチナ難民支援を実施する能力も悪影響を受けています。
イスラエルのクネセト(国会)で最近可決された法律は、「イスラエルの主権下」にあるとみなされる地域、特にエルサレムその他のヨルダン川西岸地区でのUNRWAの事務所運営、サービス提供、活動を禁止するもので、事実上、UNRWAを数十年にわたりサービスを提供してきた地域から追い出そうとしています。
このことにより、私たちのコミュニティ・センターは、活動の継続を脅かす大きな危機に直面しています。
皆様のご支援は、私たちのセンターが難民キャンプで困難に直面する子ども、女性、家族たちの緊急ニーズに応える助けとなります。困難に立ち向かい続ける人たちを支えてください。どうぞご寄付をお願いします!
難民キャンプ・コミュニティセンターで提供しているサービス
- 教育:授業料、学校の制服とバッグ、教育支援、課外活動
- 職業訓練:難民の女性・若者の経済的エンパワメントのための短期コース
- 保護と心理的サポート:個人/グループセッション、セラピー的リクリエーション活動
パレスチナYWCAについて
2023年、パレスチナYWCAは設立130年を迎えました。今日に至る歴史の中で、さまざまなレベルで、パレスチナと社会全体への奉仕を積み重ねてきました。
パレスチナYWCAは、パレスチナの非営利・会員ベース組織で、1983年にジャファで始まり、1918年にエルサレムで公式に設立されました。エルサレム、ラマッラー、ジェリコ、ベツレヘムの4つの草の根組織が含まれます。
私たちは、女性とユースが自らの政治的・経済的・社会的権利を行使できる、自由で民主的な市民社会の構築を目指しています。私たちの活動は主に「リーダーシップと市民参加」「経済的正義」そして「正義ある平和」の3つの分野に注力しています。私たちは人権を基盤とするアプローチを取っており、すべてのプログラム、ならびにロビイングとアドボカシーの分野でのすべての活動は、世界人権宣言に基づいています。
パレスチナYWCAは世界YWCAに加盟しています。世界YWCAは世界中100か国以上で女性・若い女性・少女のエンパワメントのために活動しており、国連経済社会理事会の特別協議資格を保持しています。
寄付の方法について
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郵便振替 00170-7-23723 公益財団法人日本YWCA
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