2023年パレスチナYWCAよりクリスマスのメッセージ
深刻な状況が続くパレスチナより、今年もクリスマスのメッセージが届きました。
日本語訳を紹介します。
親愛なる協力者の皆さま、および友人の皆さま
今年も終わりに近づき、クリスマスの聖なる季節を迎えるにあたり、私たちはベツレヘムの小さな町で、人類に平和と喜びのメッセージを携えて生まれた赤子のことを想います。あれから2000年以上経った今、この出来事を振り返る一方で、私たちの祖国がいまだに正義と平和を奪われ、子どもたちが喜びの意味を忘れてしまっていることに気づくのは悲しいことです。
パレスチナ人が軍事占領下で暮らし続ける一方、ガザでの殺戮が日々新たな恐怖のレベルに達し、今年は、ベツレヘムのメーンジャー広場にクリスマスツリーを灯すこともなく、子どもたちの笑い声も聞こえないでしょう。
私たちは、イエス・キリストの誕生が平和と正義と希望の化身であると信じています。私たちはこの聖なる行事を楽しみにしています。それは、すべての人のために明るい未来への希望を持ち続けることを思い出させてくれるからです。と同時に、この聖なる行事は、団結と連帯を呼びかけるものでもあります。力を合わせれば、私たちはより強くなるのです。
パレスチナYWCAでは、連帯の力を幾度となく目の当たりにしてきました。国際的な協力者の惜しみない支援によって、私たちはパレスチナ人、特に悲惨な社会経済状況の影響を最も受けている女性と若者の生活に変化をもたらすことができるのです。
2023年は困難な年でしたが、私たちはそれをものともせず、地域社会に貢献しました。私たちは、被虐待女性やジェンダーに基づく暴力のサバイバーが保護サービスや雇用機会にアクセスできるよう改善することで、エンパワメントを図るプロジェクトの実施を継続しました。そして私たちは、女性や若者の経済的エンパワメントの取り組みに沿って、女性や若者が主導するいくつかの収入創出プロジェクトを支援しました。
私たちがともに活動する地域社会の生活に希望をもたらし、前向きな変化をもたらし続けることを可能にしてくれているすべての支援者と協力者に感謝します。
最後に、このアドベントの季節にキャンドルを灯したり、鐘の音を聞いたりするとき、平和の王子の誕生の地である聖地にいる私たちを思い出してください。思いがけない場所で、思いがけない方法で、暗い場所に光をもたらすのは神であることを思い出してください。私たち自身が、帝国の陰で互いを温かく迎え入れる火となることが出来るということを忘れないでください。
私たちが団結すれば、より良い世界が実現するのだから。
「わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは異なる。あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな。」(ヨハネ14:27)
YWCAファミリーから皆さまへ、メリークリスマス!