「核兵器禁止条約」制定交渉開始決議に反対した日本政府に対しての抗議声明
「核兵器禁止条約」制定交渉開始決議に反対した日本政府に対しての抗議声明
(2016年11月2日)
去る10月27日、核兵器を法的に禁止する初めての条約の制定を目指す決議案が、国連総会第一委員会で採決にかけられ、123か国の賛成多数で採択されたことは、平和を願う多くの人たちの努力によってなし得た喜ばしい一歩でした。それにもかかわらず、被爆国である日本の政府は、この採決に反対票を投じました。ヒロシマ・ナガサキでの被爆を経験した日本の政府が取るべき役割は、核兵器の脅威と被害の事実を全世界へ伝え続け、核兵器廃絶に向けて国際社会をリードすることであり、米国の「核の傘」に守られ、米国の軍事戦略に追随するために核廃絶の前進を妨げることではありません。日本YWCAは、反対票を投じた日本政府に対し、強く抗議します。