【ユース・ギャザリングを行いました!】
11月27日(日)に、YWCAの活動に関わる35歳以下のユースが集まりました!
会場はオンラインZoomと、対面では東京・WATERRACEの、ハイブリッド方式で開催しました。新型コロナウイルスの流行で対面開催ができなかったこともあり、ユースたちは長い間、YWCAの全国的なつながりを感じることができないままでした。
当日は対面19名、オンライン2名の参加者が集まり、賑やかに、そして時に真剣に、共に時間を過ごしました。
開会礼拝から始まり、アイスブレイク、地域での活動・イシューの共有、「私を知る」講座、振り返りの時間など、盛りだくさんのプログラムでした。
開会礼拝では、YWCAとは何か、そしてキリスト教基盤とは何かについて触れ、YWCAの「セーフ・スペース(心理的安全性が保たれた空間)」を大切にこの場をもつことが話されました。参加者の方からは、「改めてYWCAとは何か学ぶことが出来ました。固くない礼拝だったので、礼拝と聞いて身構えてしまいましたがそんな必要なかったなと思います。ノンクリスチャン(非キリスト教徒)に優しかったです」といった感想が多く、宗教の有無に関わらず、皆が安心して心を整える時間になりました。
お互い初対面の方が多かった今回のイベントでしたが、アイスブレイクで大盛り上がり!自己紹介ゲームに無音誕生日伝言ゲームなど、楽しく打ち解けることができました。
オンラインの方も、パソコンを向き合わせ挨拶をし、コロナ禍を経て、オンラインでの交流がニューノーマルになったことを感じさせる時間でもありました。
午前中最後のプログラム、地域での活動・イシューの共有では、4つのイシュー(ジェンダー、居場所事業・自立支援施設、ユース・女性エンパワメント、政治参画)を設け、興味のあるイシューの活動を牽引しているユースからお話を聞く時間でした。 なかなか馴染みのないイシューもあった中で、同世代のユースの活動を興味津々に聞いている様子でした。
自分と近い年齢の人たちが、日本全国でどんな活動をしているのか、そして自分はどんなことができそうか、改めて考える機会にもなったのではないかと思います。 そしてお待ちかねのランチタイム。今回の会場WATERRACEはレストラン街も併設しているので、選択肢がたくさんありました。一番人気は焼き魚定食屋さんだったようです!「生さんま定食美味しかった~」との声も。たった一食ではありますが、一緒に食べるということもまた、今回のユース・ギャザリングの醍醐味でした。
午後の部は、日本YWCA人材養成部会リーダーシップ養成事業チームによる「私を知る」講座を行いました。 自分という人間を内省し、自分の「いやだな、いけてないな」と思うところを、小グループのみんなで肯定的な表現に変えるというワークを行いました。そしてその「いやだな、いけてないな、自分を縛っているな」と思うところがあってこその自分であり、それを良い方向に作用させることが大切であることが共有されました。
参加者からは、「私って、ちっぽけな人間だけど、その中の良さを見つけてもらって自信が出ました!」や、「まさに今の自分に必要な講座でした。暖かい雰囲気でグループワーク も出来たのでよかったです」といった声が聞こえており、若い女性が優しい雰囲気の中で、自分を整理し、意見を安全に伝える場が必要とされていることが伝わりました。
「自分を知る」講座の後は、YWCAの活動に参加するユースのネットワークづくりとして企画されている「ユースの新しいウツワのカタチプロジェクト(通称ウツワP)」についての説明と意見交換がなされました。YWCAは、ユース・エンパワメントと多世代協働の実現を目指しています。各地域YWCAで活動に関わるユースたちは、200人を越えますが、1人1人が顔の見える間柄というわけではありません。「同じ興味・関心事があるユースたちが、全国規模でつながり、活動ができるようになったらいいな」、「全国で行っている活動を覗ける・参加するプラットフォームがあればいいな」、「同世代や、似た背景を持つ人同士でゆっくり話したいな」そんな要望を拾い、緩やかに繋がれるネットワーク(居場所)を提供するためのプロジェクトです。様々な意見が出され、今後のYWCA活動の「つながり方」を考える良い機会となりました。
その後は今日の感想が小グループと全体で共有されました。7時間という、短い時間でしたが様々なワークを通して、暖かい雰囲気に包まれたままイベントを終了することが出来ました。
ユース会員で構成された「ユース・ギャザリング実行委員会」の皆さん、企画・運営、ありがとうございました。
(日本YWCAスタッフ 畠 より)