【読みもの】全国のYWCAにバーチャルでこんにちは!バーチャル訪問記―⑲大阪YWCA
今回の訪問先は大阪YWCAです。小澤裕子会長、津戸さん、ほか運営委員数名と中山総幹事が、大阪YWCA内にあるチャペルから、またZoomでたくさんのみなさんが参加されました。
インタビュアー: 大阪YWCAのみなさん!こんにちは!
小澤: みなさんこんにちは!大阪YWCA梅田会館のチャペルからお送りします!今日は毎月第2土曜日に開催されている運営委員会の合間を縫ってみなさんをご案内します!
津戸: では、VTRを見ながら、大阪YWCAの歩みをご紹介しますね。
大阪YWCAは1918年に創立され、2018年には100周年を迎えました。当時の大阪には紡績工場などが多くあり、地方から出てきて過酷な労働に苦しんでいいた若い女性をサポートするため設立されました。発足集会は、中の島公会堂で行われ、約1000人が参加したそうです。また、設立準備委員長の廣岡浅子さんは、NHKの朝の連続ドラマ「あさがきた」にも登場しました。当初の主な活動は、若い女性のための寄宿舎や、学びと集いの場の提供でした。
インタビュアー: 現在の居場所作りの原点のような活動ですね。
津戸: はい。その歴史が受け継がれ、現在は主に梅田と吹田市北千里、そして大阪市旭区にある大宮保育園の活動に繋がっています。また、活動内容も多岐にわたっています。平和環境・ボランティア養成・生涯学習・中国帰国者支援・日本語教育・多文化共生・子ども子育て支援・弱い立場に置かれた人びとへの支援・そして、女性のエンパワメントプログラムなど、課題を多角的に捉え、さまざまなアプローチで活動しています。また、それらを支えるボランティアの養成も、大きな活動のひとつです。
インタビュアー: では、その活動をいくつかご紹介いただけますか?
津戸: はい、では写真とともにいくつか紹介します。(続)
「平和人権」では、「わいわいステイ」という、東日本大震災の子どもたちへの保養プログラムの実施、「女性のエンパワメントプログラム」では、関西学院大学YWCAのサポートや、若い女性のためのインターンシッププログラムの実施。「弱い立場に置かれた人びとへの支援」では、視覚障がいの方のための生け花教室や点字こども図書室、地域の高齢者へのお弁当配食を行っています。「子ども子育て支援」では子どものための自然体験や、おやこひろばなどのプログラム、「多文化共生」では主に留学生のサポートを行い、「日本語教育」事業では留学生や滞日外国人への各種日本語クラス、同時に日本語教師の養成も行っています。第二次世界大戦で中国に残され、後に帰国した方々へ向けての、日本語教育や就労支援のほか、地域交流行事も行っています。また、生涯学習ではさまざまなプログラムを企画しています。
インタビュアー: 数えきれないくらいのプログラムですね。大阪のみなさんのパワーを感じました。大阪YWCAの魅力を一言で言うと?
津戸: 「いろんな人がワイワイ集うところ」ですね。全国のYWCAも同じかと思いますが、出会いの中で育ちあい、自分も人も成長していけるところです。大阪YWCAには多様な方々が集っています。ここに来た人が、元気を蓄え、それぞれの場所で平和をつくる働き手になる場所を目標にしています様々な活動を通して一人ひとりがエンパワーされていく。それが大阪YWCAです。
インタビュアー: ありがとうございました。大阪といえば、食い倒れのまちですね。
津戸: はい、大阪にお越しの際にはぜひ大阪YWCAに遊びにいらしてくださいね!おいしいお店をご紹介します!
インタビュアー: ありがとうございました。では、ぜひお知らせをどうぞ。
雀部: はい、女性エンパワメント部からお知らせです。若い女性のエンパワメントに力を入れている活動として、インターンシッププログラムがあります。社会を変えていける力を育てることを目標にしています。公開講座などもありますので、ぜひみなさんご参加ください。
インタビュアー: 大阪YWCAのみなさん、ありがとうございました。たくさんの多岐にわたるプログラムを開催され、また、写真に写る大勢の方々を拝見しても、大阪YWCAの素晴らしいパワーを感じました。では、最後に大阪の「お国言葉」でご挨拶をお願いします。
小澤: ありがとうございました。では、みんなで!
大阪YWCAのみなさん: おおきに!ほな、さいなら!