【読みもの】全国のYWCAにバーチャルでこんにちは！⑭京都YWCAのご紹介
7月23日、京都YWCAをオンラインで訪問する「バーチャルde地域YWCA訪問～京都YWCA編～」が開催されました。
京都YWCAと言えば、京都御所のすぐ側というアクセスの良さと、1936年に建てられたウイリアム・メレル・ヴォーリズ設計の木造建築物「サマリア館」を思い受かベる方も多いのではないでしょうか。
サマリア館1階には誰でも利用できる「うららかふぇ」があり、ほっと一息のティータイムやランチなどに多くの方が来てくださいます。また、活動の場としても利用されており、建立から85年を経た今もさまざまな方が足繁く利用しています。バーチャル訪問当日も、この「うららかふぇ」に皆さんが集い、たくさんの写真と共に元気でパワフルな活動の様子を紹介してくださいました。
本館には留学生のための「あじさい寮」、女子児童のための自立援助ホーム「カルーナ」、サービス付き高齢者向け住宅「サラーム」があります。また別棟には、連日元気な子どもたちの声が聞こえる「あじさい保育園」もあります。
さらに「サマリア館」を中心に、外国をルーツとする女性や子どもへの生活・学習支援や、日本で暮らす外国籍の方を対象とした「にほんご教室」などの活動も行われており、京都ＹＷＣＡは、まさしく「多世代多文化共生の場」となっています。
現在、京都YWCAは来年（2023年）の創立100周年に向けてさまざまな準備が進められ、同時に100年を振り返る事業も開催されています。
今年度は1923年（関東大震災の年）3月に開催された第一回総会から現在までを振り返るプログラムや、記念講演会を企画し、また次年度に向けて記念旅行・記念式典などの準備が進められています。ほかにも、京都YWCAの魅力を活かしたプログラムや事業が、会員の皆さんのアイディアとエンパワーで取り組まれています。
実施期間：2022年7月1日～2022年10月1日
7月からは経年劣化が進むサマリア館補修のためのクラウドファンディングも行われ、サマリア館を京都YWCAの「セーフスペース」として活用できるように、多くの方のご支援と協力を呼び掛けています。
京都YWCAは一人ひとりが大切にされる「共に生きる世界」を目標に、幅広い活動が続けられています。この100年の道のりを支えてきた会員の皆さん、関係者の皆さんと共に、次の101年目の活動も楽しみに、また心から応援したいと思います。
