アドベントカレンダー第2週:「世界に一つのクリスマスリース」(Week2 12/4~10)
クリスマスまであと3週間です。少しずつ寒くなってきましたね。
「アドベント」とは、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のこと。12月25日の4週間前の日曜日からはじまります。このアドベントの期間中、1週ごとにスペシャルな記事をお届けします!
今週の記事は東京YWCAの「留学生の母親運動」を支える会「ろくまる」から、クリスマスリースの由来と作り方をご紹介します。このクリスマスにむけて、世界に一つの、オリジナルなクリスマスリースを作ってみるのはいかがでしょうか?
~★~「クリスマスリース」の由来~★~
みなさんこんにちは。このたびこちらの企画に初めて参加させていただく「留学生の母親」運動を支える会「ろくまる」です。
さてクリスマスリースのことについて少しお話ししましょう。
リースは、実はキリスト教由来のものではありません。リースの起源は古く、古代ローマ時代にもさかのぼると言われています。リース[wreath]とは、花や葉などで作られた装飾用の輪のことで、ローマ人によってお祭りやお祝い事で冠として身につけられていました。冠は太陽の象徴であり、ローマ人にとっては特別なもの。古代オリンピックでは勝者に月桂樹のリースが贈られたり、葬儀の際に石棺に取り付けられることもあったようです。
その後各地に広まると、常緑樹で作られるリースが出てきました。冬でも青々と茂った緑を思わせるリースは「豊穣」や「繁栄」の象徴的存在に位置づけられ、冬至や新年などお祝い事に使用されるようになります。こういった部分は、日本の正月飾りと似ています。
そして時代を経て、リースはキリスト教にも取り入れられるようになりました。キリスト教では、ヒイラギを使ったリースは「キリストが十字架にかけられた際にかぶっていたいばらの冠」を象徴するとされ、クリスマスリースとして飾るようになったという説があります。
つい最近ではイギリスのエリザベス女王の棺にもたくさんのリースが飾られていましたね。
~★~作り方~★~
このような歴史のあるクリスマスリースですが、作り方は基本的に自由です。
まずはベースになるリースを用意します。写真は直径20cmのものです。
一番大きい飾りのだいたいの位置を決めてその周りを飾りつけていきます。今回はグルーガンでとめています。
ポイント:
- グルーガンの良いところは付けた後に失敗したなと思っても、引っ張れば簡単に取れるところです。
- リースの色はグリーンはもちろん素敵ですが、写真のように違う色で作ってもシックになりますね。なるべく立体的になるように重ねて付けていきます。
おすすめ:
造花だけではなくキラキラとしたキャンディやボール、コットン、ベル、小さいオーナメント、葉っぱ、赤い実などをつけても構いません。
リボンもハート型にしてリースの内側と外側両方に立ち上がるようにつけていきましょう。
松ぼっくりや質感と大きさの違うゴールドのパーツをバランス良く付けて完成です。
どうですか?世界に一つのクリスマスリース。今年は是非作ってみてください。
クリスマスまであと少し。こうして準備している時からすでに幸せな気分になりますね。
どうぞご家族やお友達と暖かくしてお過ごしください。
そして来年も「ろくまる」をよろしくお願いいたします。
※今回の記事は「留学生の母親運動」を支える会「ろくまる」から提供されました。 「ろくまる」は「留学生の母親」運動が昨年60周年を迎えたのをきっかけに、有志のメンバーでスタートしたグループです。現在5人で活動しています。 オリジナルのマスクを販売したり、ストレッチ教室、キャンドルアレンジメント教室などを開催してきました。
7月に行ったキャンドルアレンジメント教室では、留学生も参加してくれて盛況に終わりました。
その時の写真と作品の一部をご覧ください。
この12月にも東京YWCA会館で「クリスマスリース」を作るイベントを企画しています(※12/2現在定員に達したため締め切り済み)。当日はきっと個性あふれる作品がたくさんうまれると思います。
今後も様々なイベントを開催します。詳しくは下のリンクから「留学生の母親運動」にてお問い合わせください。