【読みもの】全国のYWCAにバーチャルでこんにちは!④名古屋YWCAのご紹介
28Dec
【読みもの】全国のYWCAにバーチャルでこんにちは!④
名古屋YWCAのご紹介
日本YWCAに加盟する全国の24カ所の地域YWCAを、YWCAの会員がオンラインで訪問する企画「バーチャルde地域YWCA訪問」が始まりました。日本YWCAのネットワーク強化委員会の主催で、地域YWCAのことをもっと知りたい!知らせたい!という企画です。
ここでは、各回の訪問の様子を「訪問記」としてお届けします。
北は北海道から南は沖縄まで、大きなビルをもつYWCAもあれば、ボランティアである会員のご自宅で10数名が集まって活動しているYWCAもあります。各地のYWCAのユニークな活動を紹介していきたいと思います。
名古屋YWCA会館の2階の陽光が差し込む明るいお部屋から、にぎやかな声が聞こえてきました。さあ、入ってみましょう!
「ようこそ!名古屋YWCAへ。今日は3つに分けて名古屋YWCAをご紹介します。」笑顔で迎えてくださったのは、運営委員とスタッフの皆さんでした。早速お話を伺います。
交通至便なアクセス
山田「地下鉄栄駅5番出口を出ると、名古屋中央教会があります。そこから約3分で名古屋YWCAへ到着です。途中には金のしゃちほこが飾られたウインドウもありますよ。」
「名古屋YWCA会館の入口のガラスの扉は、YWCAがデザインされています。会館は地下1階、地上9階のオフィスビル。1階には日本語学校、2階から4階がYWCA、5階から上はテナントです。」
ボランティアの会員による多彩な活動
岡田「ボランティア事業部では、さまざまな活動を行っています。運営の形として、『部会』『実行委員会』『グループ』がありますが、加えてより気軽に活動を始めやすいようにと『プログラム活動チーム』という枠組みを作りました。
部会
「キリスト教基盤部会では、読書会やYMCA・YWCA合同祈祷週集会、クリスマス会を行っています。サイレントピースアクションも大切な活動の一つです」
ヨシミ「青少年部会の活動の柱は『沖縄スタディーツアー』です。事前学習を通じて沖縄の諸問題を学び、毎年3月に現地に足を運びます。そして報告会で皆さんと学びを共有します。今年度は、他市YWCAからお話の依頼があり、また小中学生に沖縄ワークショップを行うこともできました。多くのユースたちがなるべく負担の少ない形で学び続けてほしいと願っていますので、皆様からのご寄付をお願いいたします。」「青少年部会の活動の柱は『沖縄スタディーツアー』です。事前学習を通じて沖縄の諸問題を学び、毎年3月に現地に足を運びます。そして報告会で皆さんと学びを共有します。今年度は、他市YWCAからお話の依頼があり、また小中学生に沖縄ワークショップを行うこともできました。多くのユースたちがなるべく負担の少ない形で学び続けてほしいと願っていますので、皆様からのご寄付をお願いいたします。」
実行委員会
「まずは『いりゃあせツアー』。福島の親子を名古屋に招き、思いっきり遊んでもらうツアーです。今年はコロナ禍により開催できなかった代わりにオンラインで同窓会を実施しました。」
「参加者には事前に名古屋銘菓詰め合わせをお送りして、名古屋を思い出してもらいつつ楽しい時間を過ごしたんですよ。」
「2.11平和集会実行委員会です。天皇制問題を考える2.11集会ですが、今年度より2.11平和集会と名前を変えてリニューアル。フォトジャーナリストの安田菜津紀さんをオンラインでお迎えして行います。是非ご参加くださいね。」
プログラム活動チーム
「プログラム活動チームは今年度できた枠組みで、より活動を始めやすくするものです。早速新しいチーム『東アジア』を中心とした文学の読書会ができました。」
グループ
柴田「スープキッチンでは、コロナ下でも工夫しながら週に1回路上生活者に食事を届けています。POP&ARTでは、聖句をアートで表現しています。歌の会ラルゴでは、歌うだけでなく福祉施設へ出かけたり、歌を通して高齢の方と交流をしたりしています。」
「おひとり様広場では、高齢になっても自立して生きていくために勉強や情報交換、施設の見学などをしています。音声訳は、視覚に障がいがある方の録音図書制作と貸し出しを行っています。視覚障がい者とともに美術を楽しむグループ、日本語学校の学生と交流する国際交流会、手芸グループなども活動しています。」
社会のニーズに応えた事業
増井「ウイメンズカウンセリング名古屋YWCA(WCNY)では、現在DV被害者とその子どものための「親子交流プログラム」を開催しています。
「教育部では、YWCAらしいクラスを紹介します。英語で学ぶ聖書の世界です。オンラインで行いますのでどこからでも参加可能です。日本語教師になるための日本語教師養成講座では、多くの方々が学んでいます。また、外国にルーツがある子どものための日本語交流教室グローバルスクールをやっています。今年度は、コロナ対策として1年間参加費を無償としました。日本語学校では、コロナの影響で学生数は激減していますが、学生たちは元気に勉強しています。」
吉澤「今年度より新しく『広報・ファンドレイジング委員会』ができました。広報活動を通して名古屋YWCAのことを多くの人に知ってもらい、ファンを増やすことを目的とします。
委員会のイベントBOOKフェス。会員手作りのランチは毎回完売!今年度は「ムーミンママの北欧ランチ」でした。広報の一環として、YouTubeの生ライブを不定期で行っています。名古屋弁での掛け合いが人気です。防災について、とか、名古屋YWCAの活動について。他にステイホームの動画や、生活に役立つ情報、例えば美味しいラーメンのゆで方なども。また「巷の噂話を検証する」コーナーなどいろいろです。12月28日には、年忘れ生ライブを行います!」
新たな事業がスタート
「そして今年度、スタートした新たな事業、その名も『ナゴ女*つながーる』暖かい場所・温かい飲み物と軽食・やわらかい会話がコンセプトです。
「コロナで社会とのつながりがとぎれたり、薄くなった女性の居場所事業です。ほっとするスペースの提供、面接相談、プチレッスンなどを行っており、多くの女性が訪れています。心地よい空間で手仕事などしながら思い思いに過ごせます。飲み物、食べ物もあります。女性用品も配布しています。友達がほしい、社会とのつながり、接点が欲しいという要望に応えて様々な講座も用意していますよ。」
お話を伺って、遊び心も満載の楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
増井「いかがでしたか、以上名古屋YWCAの活動のほんの一端をご紹介しました。是非、名古屋YWCAに遊びに来てください。いつでも大歓迎いたします!」
最後に恒例の「お国ことば」でごあいさつを。
「いっぺんいりゃーせ 名古屋YWCAへ 来てちょーだゃあー。みんなで待っとでね~」