札幌YWCAを拠点に、義援金や保養プログラムなどの支援を
2018年9月6日、北海道胆振東部地方は最大震度7の強い揺れに襲われました。
YWCAは、札幌YWCAを活動の拠点に、函館YWCA・日本YWCA・近隣教会ほかが連携して支援にあたりました。
支援の内容は、液状化の被害が深刻な札幌市清田区里塚地区(以下、里塚地区)への義援金とリフレッシュプログラムの実施、中央共同募金会が設置する災害ボランティア活動支援プロジェクト会議から要請を受けた「むかわ町子ども発達支援センターたんぽぽ」(以下、たんぽぽ)への協力でした。
地震直後の混乱の中、通常の運営がままならない時期の指導員を補助するボランティアをたんぽぽに派遣、12月にはたんぽぽの子どもたちと保護者のためのクリスマス会、3月にはお楽しみ会を実施しました。
2019年度は、札幌YWCAと近隣教会が連携、日本基督教団北海教区の協力を得て支援を継続。さらに10月からは組織を再編し、「胆振東部地震キリスト教支援連絡会」(呼称は、支援連絡会)として支援を継続しています。7月から9月にかけて、たんぽぽと「子ども発達支援センター穂別きらり」の子どもたちとそのきょうだい・保護者を対象に、3回にわたって「ノーザンホースパーク」にて日帰りの保養プログラムを実施しました。子どもたちは馬に触れ合ったり走り回ったりと、思い思いに過ごしました。
里塚地区でのリフレッシュプログラムは2019年9月で終了しましたが、10月以降も日本基督教団北海教区の支援により、住民の要望である体操と編み物の継続、お茶会などを通してニーズに対応しています。なお、好評のお茶会は、2020年4月以降も月1回のペースで引き続き札幌YWCA・日本基督教団北海教区・北海道バプテスト地方連合が分担して実施します。