「ひろしまを考える旅」は、2021年に50周年を迎えました。50年のあいだ大切にされてきたこの旅を、私たちはこれからも続けていきます。
日本YWCA ひろしまを考える旅委員会
Piece of Peace Project とは??
このページを見てくださり、ありがとうございます。
このページは、これまで50年間続けてきた「ひろしまを考える旅」の軌跡を残し、今後も旅を作っていこうとしている私たちの想いを伝える。
そんな場所です。
ここでは、主に広島の原爆に関して、戦争に関して、核兵器に関して、発信をしていきます。
今日、情報入手の方法は増え、たくさんの情報が私たちの日常の中で流れていると思います。
そのような中で、Webページという形で整理された形で残していくことが、一つの目的です。
そして、私たちがこのページで発信できるのは、たくさんの情報の中の、ほんの一部分です。
でも、私たちだから発信できることもある、と考えています。
書籍の紹介や、みなさんと考えたいテーマの共有をしていきますが、それらは全て、私たちを通して語られるものです。
その語りを通して、みなさまに、私たちの想いを伝えられたらと思っています。
Piece of Peaceは、「平和のカケラ」。
みなさんと一緒に、ひとつひとつのカケラを、大切にしていきたいと思います。
「ひろしまを考える旅」とは?
YWCAでは、現代に生きる私たちは、自分たちのだけの強さや豊かさを求めて、他者やそのほかの生き物や植物たちを踏みつけ、大きな破局に至る道を歩んでいるのではないかと考えました。
そして、そのような考え方を批判的に捉え、自分たちの生き方を問い直すことを自分たちの課題であると考え、全国運動をしてきました。それらの全国運動をするにあたり、学びの場として行われてきたのが、「ひろしまを考える旅」です。
参加者は、広島の地を訪問し、被爆者と出会い、その土地にある建物や碑を巡り、日本が歩んできた軍事化の歴史と今、被爆の実相、アジア蔑視などの問題を学びます。その学びをそれぞれの地に持ち帰り、平和を実現するものとしての活動を行う機会としてきました。
これまで、約50年の旅の歴史を通して、小学生から大人まで幅広い年代や多様な背景を持つ参加者が集い共に学んできました。
樋口さやか(ひろしまを考える旅委員会委員長)
参考:日本YWCA100年史編纂委員会編(2005)『日本YWCA100年史』