報告:沖縄の記憶と現実をみつめる映画『ひまわり』の上映会
17Aug.
報告:沖縄の記憶と現実をみつめる映画『ひまわり』の上映会
湘南YWCAは、8月6日に鎌倉生涯学習センターホールに於いて、平塚・横浜・浦和YWCAと共催で、沖縄復帰40年企画作品『ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~』の上映会を開催しました。
この映画の題材になっている、沖縄戦終結後14年目に起きた米軍ジェット戦闘機墜落事故は、沖縄県石川市(現・うるま市)宮森小学校の児童11人を含む18人の命を奪い、その衝撃と悲しみの記憶は生き残った者たちの心に深い痛みとなって疼き続けています。この事件を知らない人も、2004年に起きた普天間基地に隣接する沖縄国際大学構内への米軍へり墜落事故は、思い起こすことが出来るでしょう。
沖縄の苦難は戦後68年を経ても変わらず続いています。この映画は改めて私たちを沖縄と向き合うことへと導き、日本の国土の6%の面積の沖縄に日本全体の米軍基地の74%を押し付けているのは日米両政府であり、そのことを真剣に考えようとしない私たち自身であることに気づかせてくれます。折しも沖縄の人々の思いを踏みにじってオスプレイ追加配備が進む中、上映会前日の5日には嘉手納基地所属のヘリコプターが宜野座村のキャンプ・ハンセン内に墜落しました。この上映会が、沖縄と基地の問題を他人事ではなく自分の問題として考えるきっかけになったなら幸いです。
会場のホール280席がほぼ満員となる観客をお迎えでき、夏休みの小中学生の姿もあって嬉しいことでした。YWCA会員の参加者は湘南YWCAから30人、その他のYWCAからは10余人、共に力を合わせての楽しい催しとなりました。
自主上映についてはこちらをご覧ください。
映画『ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~』公式サイト http://www.ggvp.net/himawari/